システム運用のヒント

メール受信を自動化したい場合

CRMメールマネージャーは、「Gmail受信処理」スクリプトでメール受信処理を行います。メール受信を自動化したい場合は、このスクリプトを自動実行してください。このスクリプトは、FileMaker Server上でも動かすことができます。サーバー上でスクリプトを実行すると、エラー時にカスタムダイアログが表示されないため、Slackやメール等で通知する機能を追加することをお勧めします。

エラー発生時に任意の処理を実行したい場合

API呼び出しでエラーを検知すると、「共通エラー処理[message]」スクリプトが呼び出されます。このスクリプトを編集することで、エラー発生時に任意の処理を実行できます。$message変数にエラーメッセージが格納されているので、エラー通知等を実装する際にご利用ください。

メッセージを自動で振り分けたい場合

メールの受信時には「メールフィルター」スクリプトが呼び出されます。メッセージを自動で振り分けるには、コメントアウトされたサンプルを参考に、任意の条件とアクションを追加してください。メッセージに対する操作は、次のフィールド設定で行います。

• ゴミ箱に入れる: CMT_Messages::ゴミ箱_flgに1を設定
• フォルダに振り分ける: CMT_Messages::フォルダ分類にフォルダ名を設定
• 既読にする: CMT_Messages::開封済_flgに1を設定
• ステータスを「対応済」にする: CMT_Messages::ステータスに「対応済」を設定

メールフィルターの条件として利用可能なフィールドは、次のとおりです。

• メッセージの件名: CMT_Messages::Subject
• メッセージの送信者: CMT_Messages::From
• メッセージの宛先: CMT_Messages::To
• メッセージのCC: CMT_Messages::Cc
• メッセージの本文（テキスト）: CMT_Messages::text_plain
• メッセージの本文（HTML）: CMT_Messages::text_html
• メッセージのスニペット（概要）: CMT_Messages::snippet
• メッセージの受信日時: CMT_Messages::c_internalDate

エラーログを解析したい場合

エラー発生時にはエラーログが記録されます。API呼び出し時のエラーは、レスポンスを解析することで原因を特定できる場合があります。

アクセストークンの取得に失敗した場合

「アクセストークンの取得」スクリプトでエラーが発生し、エラーログに次のような内容が表示された場合は、リフレッシュトークンが失効した可能性があります。

• error: invalid_grant
• error_description: Token has been expired or revoked.

「設定変更・メンテナンス」画面で、リフレッシュトークンの取得を再実施してください。